丹羽長秀とは?【織田四天王】簡単説明&有名エピソード5選

丹羽長秀は、織田四天王の一角を成す戦国大名。

しかし、そのキャラクターはちょっと薄味な感じですね。

勇猛で頭もいいんですが…戦国最強!とか、天才軍師!とか、三大梟雄!なんて派手なタイプじゃないんですよね。

今回はそんな地味キャラ大名、丹羽長秀の簡単説明と楽しいエピソードを紹介します。

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丹羽長秀の簡単紹介

 

丹羽長秀は尾張国出身の武将。

そして、若い頃は信長の「うつけもの軍団」に所属してました。

(武家の次男なので、居場所が無い…。信長より1才年下デス)

 

長秀は非常に器用な人で何でもこなせます。

戦も強いし、人望もあるし、リーダーシップもあるし、頭も良い。

 

だから、信長にとっては無くてはならない存在となり「米五郎左(こめごろうざ)」

なんて呼ばれていました。(お米のように必要不可欠という意味)

 

そして、織田家中で一番最初の国持大名となります。

(長秀みたいな人だったら国を任せても安心ですからね)

 

本能寺の変で信長が死んだ後は、秀吉グループに入り柴田勝家たちと対決します。

この判断が実によかった。

 

賤ケ岳の戦いで勝利し、越前(福井県)と加賀(石川県)の所領をガッポリ貰い受ける。

これで、123万石の巨大大名にジャンプアップしたのでした。

 

ところがその2年後(1585年)に、胃がんで死去

病状はかなり苦しかったそうです…。

 

〔それじゃ、エピソードに入ります〕

 

 

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丹羽長秀のエピソード集

長秀を蝕む病の虫

晩年の長秀は内臓の病気を患っていました。

看病を続けるも、病は癒えません。

 

そこで「病魔の餌食にされるより、道連れにてやる!」

とばかりに、お腹に刀をグサッと突き刺します。

(恐っろしいですねぇ、武将と言う生き物は…)

で、長秀は死んでしまいます。

 

その後、長秀の遺体は火葬すると、炎の中から真っ黒な病の虫がはい出て来た!?

 

それは耳、足、口ばしのある亀のような虫でした。(大きさは握り拳ぐらい)

これを見たの丹羽の家臣達は「コイツが長秀様を蝕んだ病魔だ!」

とし、ひっぱ叩いて殺します。

 

ところで、その病の虫はいかにも珍しかったので、豊臣秀吉の所に見せに行きました。

 

これを見た秀吉は「う~む、これは貴重な物だ。せっかくだから医学の発展に役立てよう」

と言い、医療研究所に提出する事にしました。

 

(たぶん、がん細胞の事ですね。このお話は他にもいろんなバージョンがあります)

 

 

怨念の刀「あざ丸」

むかーし、昔のこと。

 

平景清という武将がいました。

景清は源平合戦で敗れ、怨みの気持ちが抑えきれなくなり…ついに、自分の刀で両目をえぐり出す!と言う自傷行為に至りました。

(ぎょえ~)

 

で、その刀の名は「あざ丸」と言ったそうです。

 

その後、あざ丸は武将千秋季光の手に渡り、季光は戦で討ち死。(斉藤道三vs織田信秀

 

次は、陰山一景

一景は、あざ丸を持って戦に出ると…左目に敵の矢を食らいます、グサっと。

直ちに刺さった矢を引き抜いて応戦する一景なんですが、今度は右目に矢がグサッと!

(背筋がゾクゾクしますね)

 

そして、丹羽長秀の番です。

 

あざ丸が長秀の手に渡り程なくすると、長秀は目の病気にかかってしまいました。

周りの人たちは「やっぱり、あざ丸はヤバいよ。呪いがかかっているんだよ、きっと」

と噂を立てます。

 

長秀は家臣たちのアドバイスに従い、あざ丸を熱田神社に寄付する事にしました。

すると、目の病気は数日のうちに回復したと言います。

(スピリチュアル系の逸話)

 

安土城の普請

信長は安土城を建設するにあたって、丹羽長秀普請奉行(建築監督)を命じました。

着工開始から間もなくすると、信長が様子を見に来ます。

 

信長「長秀さん、そろそろお城の方は出来たかな?」

長秀「そんな無茶言わないで下さいよ。デカい城なんだから、たった一か月じゃムリですよ」

 

信長「そっか…つい待ちきれなくて、見に来ちゃったんだよね」

長秀「そうだと、思いましたよ。お城はまだなんですけど、あっちには信長スペシャルの宿舎が完成していますよ」

 

信長「よっしゃ!そこには、もう泊まれるのかな?」

長秀「はいはい、いつでもどうぞ」

 

信長「それじゃ、早速引っ越しだっ!」

長秀「はぁ、、、(なんじゃこの人は…気が早いな~)」

 

信長は長秀の手はずの良さに感心し、めちゃ高級な茶碗をプレゼントしました。

 

勝家の亡霊

賤ケ岳の戦いに勝利した秀吉勢。

戦の後、柴田勝家の所有していた北庄城には長秀が貰い受ける事になりました。

 

そんなある日、北庄城の広間に甲冑姿の亡霊が現れます。

 

そして、こう言います。

「ごろーざ~、オレの首はど~こ~だ~」

その亡霊の正体は、首を失った柴田勝家だったのですね。

 

北庄城で勝家に再会した長秀は、すぐに病を患い…死んでしまいました。

(天国では、仲良くしてください)

 

信長の言付け

長秀は、何でもこなせるオールラウンドプレーヤー。

 

戦でも、内政でも、城の普請でも何でもござれの米五郎左

信長は、いつでも長秀を頼りにするもんだから、日々てんてこ舞いの忙しさ。

 

そんなある日、長秀は甲斐国に出張を命じられます。

ところが、甲斐国に到着はしたのはいいんですが…

武田は討伐した後なので、長秀には大した仕事は残っていません。

 

そこで、信長に伝令を伝えます。

「信長様、オレやる事ないんですけど…」

 

すると、信長から返事が返って来ました。

「ならば、草津を巡って温泉を視察して来てください」。

(信長は、慰労の温泉旅行をプレゼントしてくれたんですね)

 

 

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