度量衡とは?【太閤検地で統一】1分で分かる!簡単説明

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度量衡(どりょうこう)って何?

度量衡とは、物の長さや、田畑の面積お米の量などを表す単位の事。

例えば、1合升は何ミリリットルだとか、畑1段は何平方メートルであるとか。

 

現代人は、物の量を測る際にメートルとか、リットル等で測量しますが、昔の人は「合」とか「尺」を基準に測っていました。

そして、戦国時代ぐらいの古い時代ではその「合」とか、「尺」が地域によって違う。

 

これは、住民が狭い村の範囲で暮らしているだけなら、問題はありません。

しかし、大きな大名が何国も支配したり、配置換えがおこるとパニックになるんですね。

 

年貢でお米を10俵持っ来てもらったら、予想より少ないとか…

畑1段を買ったと思ったら、ちょっと狭いとか(逆もあります)…。

 

そこで、時代が進むにつれて大名が入れ替わったり計画的に年貢を徴収するならば、どこかで度量衡を統一する必要が出て来ました。

 

 

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太閤検地

度量衡がバラバラである事に頭を痛めた大名は、それぞれの国で統一した尺度を決めます。

(その点、北条氏や今川氏は結構しっかりやってました)

 

そして、この度量衡の統一を全国規模でやったのが豊臣秀吉です。

秀吉は日本全国で太閤検地をしながら、田畑を測量しつつ長さや量の単位を統一します。

 

例えば、1尺は30.3cm、1里を3.92km、米一石を2.5俵とするなど。

度量衡の全国統一です。

 

秀吉は全国を平定した後、それぞれの大名の石高を測るために、全部の田畑の面積を調べました。(各大名の国力を測る事になりますからね)

 

そして、国力に応じて軍役や税などを課していきます。

キッチリ調べられているので、大名は過少申告で徴収をチョンボする事は出来ません。

農民にとっては「なあなあ」になっていた年貢の量も明朗会計徴収されます。

 

室町時代なら税収においては自己申告できたり、何かしらの抜け道がありました。

しかし、秀吉の登場でつけ入る隙もなく、年貢や税金が吸い取られてしまいます。

 

武将や農民の中には「昔のほうがよかったなぁ」と思う人もいた事でしょう。

 

 

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