天下の「うつけもの」として名高い(?)織田信長。
今回はそんな信長のうつけものエピソードの中で一番強烈なヤツをご紹介します。
ここまで、来ると「うつけ」を通り越して「悪行」ですね。
マジでシャレにならない…。(1分で終わりますから、最期まで読んでくださいね)
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信長が子供の頃
織田家は後に日本で最強の戦国大名になっていきなすが、信長が子供の頃は大名どころか、清州織田家(尾張の小さい大名)の家臣団の一つにしか過ぎませんでした。
当時、信長の家の主人はお父さんの信秀です。
それでこの信秀父さん、かなり優秀な武将だったそうです。
しかし優秀過ぎて、清州織田氏の主君の織田信友(つまり、信秀オヤジの上司)は警戒します。
クーデターでも起こして下克上でも狙って来るんじゃないか…と。
しかし、信秀父さんもバカじゃないですから、軽はずみにそんな事はしません。
バカをやったのは息子の信長です。
極め付けのうつけ者
父の信秀と主家の信友との間に流れる微妙な空気は、子供の信長も感じていた事でしょう。
そこで信長は「ノブトモなんか、居なくなっちゃえばいいんだ…」
と言ったかどうか知りませんが、普段から付き合いのある不良連中を引き連れて、なんと、信友の居る清州城下に火を放ちます!
放火です。
信長によって着けられた火は町を焼き尽くす…程にはなりませんででしたが、ちょっとした騒ぎになるくらいは燃えました。
これには、お父さんの信秀もビックリ(*_*)です。
「おいっ!のぶながっ!このピリピリムードの中でなんちゅー事してくれたんだ!バカもん!」
たぶん、メッチャ怒られた事でしょう。
悪戯も度を越しています。
戦にまで発展しなかったのが不幸中の幸い。
(放火も十分攻撃行為としてみなされます)
とんでもないヤツですね、信長って。
アホです。
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うつけのフリして敵を欺く?
若き日の信長のうつけ伝説は他にもいろいろ(ガラの悪い連中とつるんでいたとか、お父さんの葬式で焼香をぶん投げた等)あります。
でもそれは、バカのフリをして敵を欺くためだとする説を聞きますが、本当の事は分かりません。
うつけを演じて相手を油断させる…
信長にマジメになってほしくて、平手政秀(信長の教育係)が腹をかっさばいたのもうつけもの作戦に真実味を持たせるため、だと言います。
ホントかなぁ?
仮にそうだとしても、もともと信長には破天荒な所はあったんじゃないでしょうか。
人の家に火を着けるなんて、お芝居だとしたら危険過ぎます。
一歩間違えたら戦になりますから。
もしくは、とっ捕まって殺される。
信長も大人になってからは礼儀をわきまえる様になりましたが、一番根っこの部分はきっと、やんちゃ坊主ですよ。
その後、信長は信友を本当にやっつけて織田氏のトップの座に君臨します。
これが信長の最初の下克上でした?
ちなみに、竹中半兵衛は忌の際に秀吉にこう言い残しました。
「秀吉さん、信長様は才覚溢れる武将ですが…あの荒っぽい性格だけは治りません、注意してくださいね・・」と。