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石見国ってどこ?
石見国(いわみのくに)とは、島根県の西半分を指す昔の国名のこと。
島根県は本州のかなり西の方にある、日本海側に面した県。
お隣は本州最西端の山口県です。
(ウチの子供は未だに島根と鳥取の区別がつきません…)
島根県と言えば、出雲大社とか宍道湖なんかが有名ですね。
でも、あれは出雲国の方で…石見国となるとグッと話のネタが少なくなる。
そんな中、石見を象徴すものと言えば「石見銀山」。
ほぼ、これだけですね…。(石見神楽とか、石州和紙とか一応ありますが)
マニアックなネタを持ってくれば他にも岩見名物は出てきますが、みんなが普通に知っているのは石見銀山ぐらい。
数少ない岩見名物ですから「石見国=石見銀山」としかっり頭に刻み込んで下さい。
しかし、これだけではチョットつまらないぞ…う~む。
そこで、あといくつか石見国の話をします。
(無理やりですが)
例えば、石見国の有名人など。
その一、柿本人麻呂。
飛鳥時代の歌人ですね、万葉集とかに歌が載っているあの人。
人麻呂は石見国出身の人です。
しかし…古すぎて、ピンと来ない。
だから何?って感じですよね…。
こりゃ、イカン。
じゃあ、次。
その二、森鴎外。
明治の文豪森鴎外ですね。
島根県津和野町出身。
柿本人麻呂よりはマシだけど、ふ~ん…って感じ。
(文学マニアな人は「うんうん」と頷いてるかも)
では続いて、その三。
アニマル浜口。
アニマル浜口は皆さんご存知ですよね?
アニマルさんは島根県浜田市出身のプロレスラー。
れっきとした石見国の人です。
往年のプロレスファンなら、石見とアニマルさんを勝手に頭の仲で繋げてジーンと来るかも??
(…今どきは「気合いだ!」のおじさんとして知られていますね。少しは身近に感じてもらえますか?)
アニマル浜口、グレート草津、マイティ井上…
懐かしいですね、国際プロレス。
いけね、プロレスの話じゃなくて石見国の有名人の紹介でしたね。
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石見国の歴史
大昔の石見国は物部氏が治めていて、言い伝えでは石見のカッパとか鬼の伝説などが残っています。
すなわち…どこまで本当なのか分からない?というお話。
(物部氏に屈服しない部族を「鬼」呼ばわりしたのだと思います)
時代が下って、奈良時代に入ると普通に中央政権の影響を受けて、貴族とか役人みたいな人が入り込んで来ます。
平安時代にに入ると藤原とか安倍氏みたいなセレブ家系が統治。
鎌倉時代では源氏系の武家に入れ替わりました。
室町時代においては、最初は足利系の家の人が治めていましたが、後に山口県の大内氏が取って代わりそして、戦国時代に突入していきます。
その間は、大内氏、尼子氏、毛利氏がもつれ合って戦い…最後は毛利が勝ち抜き石見をゲットします。
ところが、毛利は関ヶ原の戦いで敗れたので石見国は、徳川に没収される始末。
江戸時代には徳川系の大名が石見を治め、お目当てである石見銀山を掘り返して…ガッポリ儲けました!
幕末では、徳川派である石見の大名はお隣の長州藩(毛利)とバトルして負けます…。
(時代の流れですね)
その後、明治維新を経て暫くすると、石見国は出雲国と合体し「島根県」として再スタートしました。
以上、ざっくり石見国の歴史でした。