長門国(ながとのくに)の歴史や地域についての簡単説明です。
ざっくばらんに書いてありますから、気楽に読んで下さいね。
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長門国ってどこ?
長門国(ながとのくに)は、現在の山口県の西半分を指す地域です。
本州の一番西の先っぽの方。
関門海峡を橋で渡れば、すぐそこは九州。
国府(昔の県庁所在地)は山口県下関市。
フグでお馴染みの下関市。
他に、鯨なんかも名物らしいです…
あと、山口県萩市も忘れちゃいけないです。
吉田松陰とか、木戸孝允とか…スゴイ人いっぱいがいますからね。
ついでに、秋吉台も長門国ですね。
カルスト台地の秋吉台。
山口県美弥市にあります。
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長門国の歴史
長門国は地理的に朝鮮半島に近いので、昔から外交や交易の拠点とされていました。
すんごい昔から。
卑弥呼とかそのくらい古い時代からです。
平安時代になりますと、壇ノ浦の戦いの舞台になりました。
1185年、源氏VS平家の戦い。(源氏の勝ち)
鎌倉時代には「長門探題」ってのを置きました。(1276年)
大陸から襲って来る元寇に対抗するための軍事基地です。
蒙古襲来の件ですね。
室町時代は守護大名の大内氏が治め、明や朝鮮との貿易でガッツリ儲けます。
戦国時代に入ると、毛利氏が取って代わりました。
毛利は絶頂の時は中国地方一帯を治めていましたが、関ヶ原の戦いで負け組についてしまい長門国と周防国にちっちゃく押し込められてしまいます。
江戸時代には、長門国とお隣の周防国かくっつけて長州藩としてやっていく事になりました。
これが後の山口県のベースになります。
江戸末期になると、薩摩と長州が中心になって明治維新を巻き起こして行きました。
吉田松陰、久坂玄随、高杉晋作、木戸孝允、山県有朋…
長州から幕末の志士たちが輩出されます。
以上、長門国でした。