石田三成が、大谷吉継の膿の入ったお茶を飲み干すって言う逸話がありますよね。

若干気持ち悪い?あの話。

 

毛利元就にも、同じような伝説があります。(年代的にはこっちの方が先ですが)

これにより、元就の家臣は戦で負傷した足の切断を免れました。

 

それは、岩木道忠と言う家臣。

すると、道忠はものすごく感激して…命の限り忠義を果たそうとします。

 

しかし元就は「お前それ気にしすぎだよ、このくらい当然だから」と、何食わぬ顔。

元就…ちょっとカッコイイかも?

 

ではこのお話、どんなストーリーかちょっと見てみましょうね。

 

足を切り落とすか??

尼子氏のと戦いで…

これは、毛利元就が晩年の時の逸話です。

 

毛利氏と尼子氏が、出雲で大激突した戦での事…

毛利家臣の岩木道忠という武将が、膝を矢で討たれてしまいました。

 

甲冑の隙間から、スコンと入ってしまったんですね。

 

かなりの怪我です。

そこで、矢は手で引き抜いたんですが、矢じりの先っぽが骨に刺さったまま。

 

当然痛いです。

 

想像できますか?

キリとがクギみたいなものが、肉を貫通して骨に刺さって…そのまま抜けない。

考えただけで、イヤですよね?

 

その状態で、数日間が経過します。

骨にダメージがあると、いつまでズキズキ痛い。

 

それに、当時の治療方法なんかいいかげんなもので「傷口に馬のオシッコ…」

なんて、ワケの分かんない事やってましたから。

 

すると、怪我した場所がどんどん膿んできます。

 

そこで、毛利元就は医者を呼んで、傷でぐちゃぐちゃになった足をみせます。

もちろん、早く直して欲しいわけです。

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しかし、医者は…

「あ~これは難しいですな、足を切らなきゃ治りなせんね~」と。

 

「ナニ、足を切るだと?簡単に言うんじゃね~よ!

それぐらいの事しか考えられないなら、素人と変わらんだろう!

もういい、役に立たないなら帰ってくれ!」

 

業を煮やした元就は、やる気のない医者を追い払ってしまいました。

 

そして、ここから・・・

 

元就は、岩木道忠の腐りかけたような足に口をあて、を吸い出します。

吸っては吐き出し、吸っては吐き出し、猛然な勢いで!

 

すると、いつの間にか堅い物がポロっと・・・

「おい、道忠、これ矢じりだろ!?ヤッタ、取れた取れた取れた~!」

 

「え、本当ですかっ???元就様、、、あんた神だよっ!!!」

 

傷口は、めっちゃ痛かった。

でも、道忠の胸にはそれ以上の熱いものがこみ上げます。

 

大将の責務

岩木道忠の全身には、とてつもない感動が駆け巡ります。

 

元就のような偉い人が、自分のために全力を尽くして…救ってくれた。

医者も見放し、どうしようもない自分を。

しかも、気合だけで…

 

「もう、この恩に報いるには、自らの命を投げ出すことも惜しくはない。これっぽっちも」

道忠の顔には、そんな表情が浮かび上がります。

 

しかし、これに気づいた元就は言いました。

 

「コラ道忠、おまえ感動しすぎだって。

この位の事で、いちいち恩を感じるてたらキリがないだろが。

そういうのは『ここ一発』って時のために、取って置くものだぞ」

 

心から感動したら、今度は注意されちゃった(*´з`)

でも、そんなこと言われたら…余計にジーンと来ちゃいますよね?

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